新任医師自己紹介 消化器内科医師 髙栁卓矢

ホスピタル

■2024年4月1日付着任

■資格

  • 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
  • 日本消化器病学会認定専門医
  • 日本消化器内視鏡学会認定専門医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • 日本膵臓学会認定指導医
  • 医学博士

皆様、こんにちは。

私は、2013年に浜松医科大学を卒業し、横浜市立大学附属病院のプログラムにて初期臨床研修を行い、その際にローテ―トした横浜市立大学附属病院肝胆膵消化器病学教室の胆膵領域の内視鏡治療の技術に魅せられ消化器内科を専門とすることを決めました。

初期研修後は主に横浜労災病院にて胆膵領域疾患の診断・治療に関する研鑽を積んでまいりました。

超音波内視鏡(以下、EUS)での診断・治療の発展は目覚ましく、膵癌や胆管癌により胆管が閉塞した状態である閉塞性黄疸に対して、従来はERCPという十二指腸乳頭部からの処置が上手くいかない際にはPTCDといった経皮的に胆管内にチューブを挿入する処置が一般的で、それでは体外にチューブが出る状態となるためQOLの低下は避けられませんでした。しかし、EUS下治療では胆管と胃もしくは十二指腸を繋ぐようにステントを留置することが可能であり、それであれば体外にチューブが出ることがないためQOLの低下を防ぎつつ黄疸の治療を行うことが出来ます。

大森赤十字病院ではこのEUS下治療はこれまで行われておらず、EUS下治療の安全な導入を行うことが私に課せられた任務と考えております。

ESU下胆道ドレナージを施行した症例

また、EUSは膵癌の診断にも有用とされており小さい膵癌はCTでも発見率が80%以下ですがEUSでは90%以上発見可能です。実際にCTでははっきりしない膵癌をEUSで発見することが出来、早期治療出来た方を私自身多数経験しております。膵癌は近年がんによる死亡の第4位となっており、今後も膵癌の患者様は増加してくることが予想されております。EUSを主軸とした膵癌の早期診断にも注力していきたいと考えております。

部位別 Site-specific

*国立がん研究センターがん情報サービス

閉塞性黄疸に対する最適な治療の提供および膵癌の迅速な診断を目標に日々の診療に取り組んでまいります。

当該領域でお困りの患者様の開業医の皆様からのご紹介、また急を要する症例は髙栁宛に電話連絡など頂ければ予約枠など調整いたします。

今後ともご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

消化器内科医師 髙栁卓矢

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2013年浜松医科大学を卒業後、横浜市立大学附属病院のプログラムにて初期臨床研修を行う中で胆膵領域の内視鏡治療技術に魅せられ消化器内科を専門とすることを決意...

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