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スペシャリストナースのつぶやき②「チームで脳卒中の患者様・ご家族様を支援します」

ホスピタル

今回は、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師からです。

認定看護師の名称から「リハビリテーションに関わる人?」とよく聞かれますが、脳卒中患者の重篤化回避のためのモニタリングとケア、活動性維持・促進のためのリハビリテーション、生活再構築のための機能回復支援などの役割を担っています。

つまり「脳卒中患者の生活全て」にかかわる支援をおこなっています。

くまモンの脳卒中ノートより引用

【障害=できない?】

脳卒中は障害部位によって片麻痺(片方の手足が動かしにくい)や言語障害(言葉が出ない、うまく話せない)といった症状が出現します。「みえない障害」といわれる高次脳機能障害(記憶障害、感情・行動の障害など)が問題になることもあります。介護が必要になった要因としては認知症に次いで第2位の16.1%(令和4年厚生労働省「国民生活基礎調査」)であり、障害とうまくつきあっていかなければならないという方も少なくありません。

障害というと、「できない」イメージをもたれる方もいるかもしれません。けれども「どうしたらできるのか」という逆転の発想で具体的支援策を考えることにより、行動や動作がスムーズになることや、患者様自身でできるようになることもあります。その「ちょっとした工夫」を考えるのが看護の力の見せ所だと感じています。

脳卒中後の主な後遺症

介護が必要になった主な原因の構成割合

【チームで患者を支える】

3年B組金八先生でおなじみの、「人という字は人と人が支え合っている姿を表したもの」という名言、ご存知でしょうか?(年代が分かってしまいますね笑)臨床経験から、本当にその通りだなと感じています。人1人を支える訳ですから、医師だけでも、看護師だけでもなく、リハビリテーションスタッフや薬剤師、管理栄養士、ソーシャルワーカーなどがチームとして連携していかなければなりません。その橋渡し役として、患者様が障害を抱えつつもその人らしい生活が送れるために日々活動しています。

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師

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