大森日赤で何が大きく変わったか(2024年度上半期)

ホスピタル

昨年4月に院長に着任し、「大森日赤は変わる!」と称して、いろいろな施策を打ってきましたが、今年度の上半期に、とくに大きな変化が起こっていること2件についてご紹介したいと思います。

1.無痛分娩の増加と柔軟な対応

産科に今年1月より堀越部長が着任し、無痛分娩に取り組んでいただきました。昨年上半期(2023年4月~9月)の分娩数は206件。そのうち無痛分娩は6件でした。一方、今年の上半期(2024年4月~9月)の分娩数は196件。そのうち無痛分娩は57件でした。

つまり、当院の無痛分娩の件数は約10倍となりました。無痛分娩を希望された方の95%が、実際に無痛分娩にて出産されています。10月は約20件の無痛分娩が行われたと聞いております。

医師と助産師のチームワークがとてもよいのが特徴です。妊婦さんの希望によって、分娩経過中に、通常分娩から無痛分娩への途中からの切り替えも行います。

また、希望される方には、最新の超音波診断システムや血液検査を導入した、精密な出生前診断が開始されております。

2.胃がん・大腸がん・前立腺がんに対するロボット支援下手術の増加

外科に今年4月より日吉部長、浦辺部長が着任し、当院外科は内視鏡外科学会の技術認定医が4人、ロボット手術のプロクター(指導医)が2人いるという充実した体制になりました。

昨年上半期の腹腔鏡下手術は114件。そのうちロボット支援下手術は0件でした。

今年上半期の腹腔鏡下手術件数は147件。5月よりロボット支援下手術を開始し、5月から10月までの半年間の外科のロボット支援下手術件数は26件となりました。

前立腺癌に対する泌尿器科のロボット支援下手術を合わせると37件となり、順調に導入が進んでいます。

院長 橋口陽二郎

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