健康診断がいかに大事か

トピック

皆さんは「咳や痰がでたり、呼吸が苦しくなった」等の症状がある際にクリニックや診療所を受診されるかと思います。

病院では、クリニックや診療所で画像(胸部X線等)検査をして異常がみつかり、「胸が痛い」「呼吸が苦しくなった」といった症状で紹介され来院される方をみます。初めての診察で本人の話を伺い、画像などをみながら、嫌な予感がすることがあります・・・、すると肺癌だったりします。しかも手術ができないほど転移したりしています。肺内には知覚神経がないため、肺癌が小さい場合(早期)には症状はありません。

こういった場合、進行期の肺癌の方々、健康診断を受けていない方が多い印象です。「ここ2・3年くらいは・・・」、「会社を辞めてから・・・」、「コロナになって病院に行くのが怖くなり・・・」等の理由で健康診断を受けていませんとおっしゃるのです。

これまで呼吸器内科医師として診察してきた中で、私個人が感じた印象をお話しさせていただきましたが、やはり

この2点は大事ではないかと思います。

ここ何年か受診や健診を控えていた・・・という方、ぜひとも健康診断や人間ドックなどを受診してみるのはいかがでしょうか?

呼吸器内科副部長 太田宏樹

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