新任医師自己紹介 乳腺外科部長 岩本美樹
ホスピタル
2024年5月より、大森赤十字病院乳腺外科部長を拝命いたしました岩本美樹と申します。
乳腺疾患の代表ともいえる乳癌の罹患者数(新たに診断された人数)は年々増加し続けており、2019年の全国統計では97000人を超え、生涯罹患リスクは10.6%(=日本人女性の9人に1人は乳癌)となりました。
近年は全年齢層で増加傾向であるため何歳でも罹りうる疾患となってはいますが、なかでも40代から60代という家族や社会の中心的役割を担う現役世代の罹患が多いことが、乳癌の大きな特徴といえます。
仕事や家事、育児など多様な生活の中で行っていく乳癌の診療においては、『命を救う』だけではなく『日常生活を守っていく』ことも、非常に重要な治療目標です。
早期発見・早期治療が大切であることはもちろんなのですが、ひとりひとりの生活様式や価値観によりそっていく診療を行えるよう、乳房再建や遺伝子検査などの分野にも力を入れていきたいと考えております。
乳房・乳腺について何か気になる症状や不安に感じることがあった際には、是非ご相談下さい。安心して診療を受けて頂けるよう尽力して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。