心臓の解剖実習を行いました

ホスピタル

心臓血管外科では年1回、研修医を対象とした心臓解剖実習を行っています。これは当院で行っている研修医を対象としたレクチャーの一環で、今年も11月に行いました。

学生時代に学んだはずなのに、実際に臨床に出てみると忘れていて思い出せなかったり、検査結果を見てもイメージできなかったり、といろいろあると思います。心臓外科を目指さない限り、この先心臓を実際に見ることはありません。心臓外科を目指す先生も目指さない先生も、この機会に再学習していただこうというコンセプトです。なので、講義も外科に特化したものではなく一般的な心臓の構造を見てもらうことが中心となります。冠動脈の走行、弁周囲の構造や卵円窩、Kochの三角って実際どうなのなど、心臓内外の構造を見ていただきました。

せっかくの機会なので研修医だけでなく、興味のある他科の先生や看護師など他職種の方にも広く開放し見学ができるようにしています。

最後には人工弁を使用した大動脈弁置換をみんなで実習します。最近では外科系を希望される先生が少なくなる中、少しでも興味を持ってもらえればといいなと考えています。

心臓血管外科部長 渡邉 嘉之

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1998年日本医科大学を卒業し、同年心臓血管外科(旧第二外科)に入局。その後、千葉北総病院や榊原記念病院などでの勤務を経て、2012年にはメイズ手術治療の発...

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