パーキンソン病の患者さんに対してヴィアレブ(レボドパ持続皮下注療法)を始めました
ホスピタル
パーキンソン病の患者さんに対して、ヴィアレブ(レボドパ持続皮下注療法)を始めました。
パーキンソン病は、脳で産生されるドパミンという物質が不足することにより、さまざまな症状が引き起こされる病気です。
主な治療のひとつとして、不足するドパミンを飲み薬によって補う内服療法が行われていますが、長く薬を飲んでいると、薬が効きにくくなってくることがあります。
薬を飲んで数時間たつと効果が切れるオフ症状や、薬が効いている時間帯に体が勝手に動くジスキネジアという症状が出たりします。
ヴィアレブは皮下に持続投与するレボドパ製剤です。
腹部や上腕、大腿などの皮下にカニューレを留置して、専用の輸液ポンプから24時間切れ目なく薬を投与します。手術は必要ありません。
日本で550例程度実施されており、当院でも2024年7月から導入しました。
「1日に5回以上薬を内服している」、「2時間以上オフ症状が続く」、「1時間以上ジスキネジアがみられる」患者さんは、このレボドパ持続皮下注療法を試してみてもよいかもしれません。
お気軽にご相談ください。