新任医師自己紹介 耳鼻咽喉科副部長 佐藤一樹
■2024年4月1日付着任
■資格
日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会認定耳鼻咽喉科専門医
2024年4月から大森赤十字病院耳鼻咽喉科副部長として就任いたしました佐藤一樹と申します。私は日本医科大学を卒業後、2年間は沖縄県立南部医療センター・こども医療センターで初期研修を行い、以降は母校の日本医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科の医局員として勤務しておりました。この度は様々なご縁があり、こちらで勤務させていただくこととなりました。趣味は、美味しいものめぐり、山登りです。
2024年4月現在、耳鼻咽喉科は常勤医2名の専門医が水曜日を除く月曜日から金曜日まで診療しております。なお、水曜日は手術日となっております。また、火曜日と木曜日の午後は補聴器外来も開設しております。補聴器外来に関しては通常の診察後にご案内させていただいておりますので完全予約制となります。
当科の意義として近隣の医療機関の先生方との連携をとりながら大田区をはじめ、近隣地域に貢献できるような診療を心がけていきたいと考えております。
耳鼻咽喉科の診療範囲はざっくりと脳より下、鎖骨より上、頸椎より前方の領域で眼、歯以外と考えていただければと思います。この領域でのお悩みがある場合は耳鼻咽喉科で対応可能な疾患が潜んでいる可能性があります。具体的に次に挙げるような症状がある方は耳鼻咽喉科の受診を検討してみてください。
耳関連であれば難聴、耳閉感、耳痛、耳垂れ、めまい、鼻関連であれば鼻汁、鼻閉、嗅覚障害、眼、鼻周辺の疼痛、頭重感、後鼻漏感(鼻の奥から喉にかけて鼻汁が垂れ落ちる感覚)、鼻出血、喉関連であれば咽頭痛、喉の違和感、声がれ、嚥下困難、発声困難、呼吸困難、頸部関連であれば頸部のしこりや腫れ、疼痛が挙げられます。これら以外にもいびき、無呼吸、顔の麻痺、口腔内のできもの、味覚障害などの症状も耳鼻咽喉科的な治療で改善することがあります。
治療に関しては外来通院治療と入院治療ともに対応していますのでご相談ください。
耳鼻咽喉科疾患全般にわたり、幅広く対応できるよう努めておりますが悪性腫瘍や専門性の高い手術を要する疾患の治療に関しては対応可能な医療機関にご紹介させていただくこともございますがご了承ください。
また、これまでは鼻副鼻腔手術を中心に行っておりました。
鼻内を内視鏡で観察し、CTやMRI画像で精査することにより副鼻腔炎の診断にいたることがあります。また、近年では好酸球性副鼻腔炎という難治性の副鼻腔炎も増えてきております。投薬治療で改善しなかった鼻の症状や頭痛、後鼻漏が状況に応じて内視鏡手術で治療可能です。
ここまでの内容で何かピンとくることがありましたらお気軽にご相談ください。