地域全体で行う心不全診療~大森赤十字病院 循環器内科も参加しています~

トピック
大田区、品川区の多くの病院が参加して「心不全の患者さんを地域全体で、共通の指導方法で診療していこう」という取り組みが行われています。
”ハートノート” という共通のツールを使用することで、情報を共有できるようにし、共通の指導方法で心不全診療を行っています。



“ハートノート”とは、患者さんが自身の体調管理を積極的に行うことで、再入院を回避することを目指して作られたものです。患者さんが毎日の体重、脈拍、自覚症状に対して点数をつけ、自分の状態を評価することで、早期受診や緊急受診の判断基準とするようにできています。
例えば、急にかかりつけでない病院に搬送された時でも、情報が共有されて心不全治療の継続を問題なく行うことができたり、病院からクリニックに紹介された後でも、同じ指導方法で、継続した診療が受けられたりすることを目指しています。
当院では引き続き、心不全を含めた循環器救急患者さんを積極的に受け入れていきます。
「胸が苦しい」「息が苦しい」などの自覚症状がある方は、お気軽にご受診ください。